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外苑前の建築設計事務所M&Aで後悔しない進め方|設計実績・所員・顧客契約を守る譲渡相談ガイド

外苑前の建築設計事務所M&Aで設計図面と承継資料を確認する会議風景
外苑前で建築設計事務所のM&Aを検討するとき、最初に整理すべきことは、単に決算書や譲渡価格だけではありません。設計実績、進行中の案件、所員の担当領域、建築士資格者の継続意思、顧客との委託契約、設計図書やBIMデータの管理、著作権・利用許諾、施工会社や不動産会社との紹介経路を、買い手が理解できる順番で見える化することが重要です。外苑前、青山一丁目、表参道、南青山周辺では、店舗内装、ショールーム、オフィス、クリニック、集合住宅、ブランディングを伴う空間設計など、地域の顧客層と近い仕事が多くなりやすい特徴があります。そのため、M&Aでは売上規模だけでなく、案件の継続性、設計思想、顧客との信頼、所員が担う暗黙知をどこまで承継できるかが検討の質を左右します。

このコラムでは、外苑前の建築設計事務所M&Aを検討する譲渡企業様に向けて、匿名相談、ノンネーム資料、NDA、条件交渉、従業員・顧客・協力先への説明、引継ぎ、PMI、法務・税務・労務の一般的な注意点を整理します。青山M&A総合センターでは、譲渡企業様の当社手数料は成功報酬を含め0円です。社名や代表者名を出す前の匿名相談、秘密保持を前提とした資料整理、候補先への段階的な情報開示から相談できます。ただし、外部専門家費用、登記、税務申告、デューデリジェンス対応、契約書レビュー等が別途発生する場合があります。また、M&A成立、譲渡価格、候補先紹介、検索順位を保証するものではありません。重要なのは、地域と設計業の文脈を踏まえ、候補先が安心して検討できる情報品質を準備することです。

検索意図への答え外苑前の建築設計事務所M&Aでは、設計実績、進行案件、顧客契約、所員体制、建築士資格、図面データ、協力会社網を整理し、匿名性を守りながら候補先と段階的に協議します。
対象となる会社外苑前、青山一丁目、表参道、南青山、北青山、港区で、建築設計、店舗設計、内装設計、オフィス設計、ショールーム設計、リノベーション設計を行う中小規模の設計事務所を想定しています。
譲渡企業様の訴求点当社手数料は成功報酬を含め0円。匿名相談、秘密保持、ノンネーム資料作成、買い手候補との初期調整を、顧客名や案件名を広げすぎずに進められます。
注意点建築士法、契約、著作権、個人情報、労務、税務、会計の扱いは個別事情で変わります。本記事は一般的な整理であり、個別判断は弁護士、税理士、社労士等の専門家確認が必要です。
最初に整理する資料 直近3期の決算書、月次試算表、案件別売上、粗利、受注残、進行中案件一覧、設計監理契約、所員一覧、資格者一覧、外注先、CAD/BIM環境、図面データ管理、顧客別取引履歴を確認します。
買い手が見るポイント 代表者依存の度合い、所員の継続意思、建築士資格者の配置、顧客と案件の継続性、設計実績の再現性、契約上の承継可否、図面・模型・写真の利用権、PMI後の運営体制です。
秘密保持の進め方 初期は匿名のノンネーム資料で業務領域、エリア、売上規模、案件種別、強みだけを伝え、NDA締結後に社名、顧客名、進行案件、契約書、詳細財務へ進みます。
外苑前らしい論点 建築・デザイン・広告・不動産・店舗運営が近い商圏で、紹介経路、ブランド文脈、ショールームや店舗内装の実績、地価・賃料感、感度の高い顧客との関係を数字と言葉の両方で伝えます。
目次

外苑前の建築設計事務所M&Aが一般的な会社譲渡と異なる理由

設計事務所の価値は実績と人の関係に宿る

建築設計事務所のM&Aでは、決算書上の利益だけでは価値を説明しきれません。代表者の設計思想、所員の図面作成力、確認申請や施工監理の経験、顧客との信頼、施工会社や不動産会社からの紹介経路が、将来の受注に直結します。外苑前や青山周辺では、店舗、ショールーム、オフィス、クリニック、住宅、ギャラリーなど、ブランド体験を含む空間づくりの依頼が集まりやすく、単なる設計図作成ではなく、事業コンセプトや顧客体験を汲み取る力が評価されます。買い手は、過去の作品集があるかだけでなく、その仕事を誰が担い、代表者が退いた後も同じ品質で進められるかを見ています。譲渡企業は、案件ごとの担当者、設計範囲、収益性、紹介元、再依頼の有無を整理し、属人的な魅力と組織として承継できる力を分けて説明する必要があります。

進行中案件と契約の扱いが条件交渉に直結する

設計事務所では、相談中、基本設計、実施設計、確認申請、見積調整、工事監理、竣工後対応など、案件ごとに進捗が異なります。M&Aの検討時点で進行中の案件が多い場合、買い手は売上の見込みだけでなく、責任範囲、契約変更の可否、顧客承諾、未請求報酬、外注費、設計変更リスク、瑕疵やトラブルの可能性を確認します。株式譲渡で法人を引き継ぐ場合と、事業譲渡で設計業務を移す場合では、契約承継や顧客承諾の設計が変わることがあります。譲渡企業は、案件名を伏せた初期段階でも、用途、エリア、契約額、進捗、残作業、入金予定、担当者、顧客属性を匿名化してまとめておくと、候補先が初期判断しやすくなります。

図面、写真、模型、BIMデータの権利と管理を確認する

建築設計事務所の承継では、図面データ、BIMモデル、模型写真、竣工写真、プレゼン資料、コンペ提案、Web掲載実績の扱いが重要です。これらは営業資料として価値がある一方、顧客、撮影者、施工会社、共同設計者、外部デザイナーとの権利関係が絡むことがあります。買い手は、過去実績を引き続き紹介できるか、図面やデータを既存顧客対応に使えるか、著作権や利用許諾で問題がないかを見ます。譲渡企業は、案件ごとに契約書、利用許諾、写真クレジット、共同著作者、データ保管場所、バックアップ、アクセス権限を確認しましょう。外苑前の設計事務所では、デザイン性の高い実績がブランドになるほど、権利と表現の管理が買い手の安心材料になります。

譲渡企業が準備すべき資料

財務資料は案件別の採算まで分ける

建築設計事務所の財務資料では、全体の売上と利益だけでなく、案件別の採算を見える化することが大切です。設計料、監理料、企画料、申請手数料、外注費、模型費、撮影費、交通費、コンペ費用、未請求、前受金、入金サイトを整理します。代表者の役員報酬や外注費の振り分けが実態とずれている場合は、買い手が正常収益力を見誤る可能性があります。譲渡企業は、直近3期の決算書、税務申告書、月次試算表に加えて、案件別の売上、粗利、作業時間、担当者、受注経路、リピート有無をまとめるとよいでしょう。完璧な工数管理がなくても、どの案件が利益を生み、どの案件が実績作りや紹介獲得に寄与したかを説明できれば、検討の精度が上がります。

所員、資格者、外注先の役割を一覧化する

設計事務所のM&Aでは、人の承継が中心論点になります。建築士資格者、確認申請に詳しい所員、意匠設計に強い所員、CAD/BIM担当、インテリアやFFEに強い担当、施工監理経験者、経理・総務担当、長年協力している構造設計、設備設計、照明、サイン、施工会社の関係を整理します。買い手は、代表者が抜けた後に誰が顧客対応を行い、誰が品質を担保し、誰が若手を育てられるかを見ます。譲渡企業は、従業員ごとの雇用条件、勤続年数、資格、担当案件、継続意思、引継ぎ時の不安を把握しておくべきです。業務委託や外部パートナーへの依存が大きい場合は、契約書の有無、単価、稼働可能性、顧客との直接接点の範囲も確認します。

顧客契約と紹介経路を匿名化して整理する

外苑前の建築設計事務所では、紹介経由の依頼が多いことがあります。不動産会社、施工会社、店舗運営会社、広告会社、ブランド、士業、既存顧客からの紹介など、受注の入口は事務所の将来性を示す重要な情報です。ただし、初期段階で顧客名や紹介者名を出すと、情報漏えいリスクが高まります。譲渡企業は、ノンネーム資料では顧客属性、案件用途、年間件数、平均単価、再依頼率、紹介元の種類を匿名化して示し、NDA締結後に必要な範囲で詳細を開示します。顧客との設計監理契約には、地位譲渡、再委託、秘密保持、成果物利用、解除条項が含まれる場合があります。買い手が知りたいのは、顧客が法人の継続を受け入れるか、代表者個人への依存がどれほど強いかです。

買い手が見るポイントと評価の考え方

代表者依存と組織力を分けて評価する

買い手は、設計事務所の売上が代表者の個人名で成立しているのか、組織として継続できるのかを慎重に見ます。代表者がすべての営業、設計判断、顧客折衝、所員教育を担っている場合、譲受後のリスクは大きくなります。一方、代表者依存があること自体が悪いわけではありません。外苑前や青山周辺の小規模設計事務所では、代表者の感性や人脈がブランドになっていることは珍しくありません。重要なのは、その魅力をどの期間、どの役割で引き継げるかです。譲渡企業は、代表者の引継ぎ可能期間、関与頻度、顧客紹介、所員への設計レビュー、作品集の扱い、競業避止の範囲を整理しておくと、買い手は現実的なPMI計画を立てやすくなります。

受注残と将来案件の確度を見る

設計事務所の評価では、過去実績だけでなく、受注残、見積中案件、相談中案件、紹介予定案件の確度が重視されます。買い手は、契約済みの売上がどれだけあり、未契約の相談がどの程度実現しそうか、案件ごとの粗利と作業負荷が見合っているかを確認します。設計業務は、契約から入金まで時間がかかることがあり、工事スケジュールや顧客判断で売上時期がずれる場合もあります。譲渡企業は、案件別に契約状況、請求予定、入金予定、残作業、外注予定、リスク、顧客承諾の必要性を整理しましょう。将来案件を過度に楽観視すると、買い手の信頼を損ないます。確度の高いもの、可能性段階のもの、代表者の人脈に依存するものを分けて示すことが重要です。

システム、データ、制作環境の承継性を確認する

CAD、BIM、Adobe系ソフト、クラウドストレージ、メール、ドメイン、会計システム、勤怠管理、プロジェクト管理ツール、図面バックアップの状態は、設計事務所の実務継続に直結します。買い手は、ライセンスが法人契約か個人契約か、名義変更できるか、退職者アカウントが残っていないか、二段階認証や管理者権限が整理されているかを確認します。譲渡企業は、使用ソフト、契約名義、月額費用、管理者、データ保管場所、バックアップ頻度、アクセス権限、過去案件の検索方法を一覧化しましょう。外苑前の設計事務所では、プレゼン品質やスピードが競争力になるため、制作環境が滞りなく引き継げることは、買い手にとって大きな安心材料になります。

匿名相談、ノンネーム資料、NDAの進め方

初期相談では事務所名を伏せて論点を整理する

M&Aを考え始めた段階では、事務所名、代表者名、顧客名、案件名を出さずに相談できます。初回相談で確認したいのは、譲渡を検討する背景、希望時期、残したい設計思想、所員の雇用、顧客への説明方針、代表者の引継ぎ可能期間、進行中案件の状況です。青山M&A総合センターでは、譲渡企業様の当社手数料は成功報酬を含め0円で、匿名相談と秘密保持を前提に初期整理を進めます。早い段階で相談すると、決算期、繁忙期、竣工時期、契約更新、所員説明のタイミングを見ながら準備できます。秘密を守ることと、何も整理しないことは同じではありません。必要な情報を匿名化して候補先が検討できる形に変えることが大切です。

ノンネーム資料は魅力と注意点を同時に伝える

ノンネーム資料では、所在地を外苑前・青山周辺などの粒度に留め、社名や代表者名を伏せながら、業務領域、売上規模、利益傾向、案件用途、所員数、資格者数、受注経路、譲渡理由、希望条件を伝えます。良い資料は、過度に飾った紹介文ではありません。買い手が初期判断できるよう、強みと注意点を並べて示します。たとえば、店舗設計の実績は豊富だが代表者レビューに依存している、顧客からの紹介は多いが契約書の整備にばらつきがある、BIM導入は進んでいるが一部の所員に運用が偏っている、といった情報です。リスクを隠すと、NDA後の詳細確認で信頼を失います。初期段階から論点を明確にすることが、条件交渉を現実的にします。

NDA後も開示範囲を段階的に設計する

NDA締結後でも、顧客名、案件名、図面、契約書、所員情報を一度に開示する必要はありません。候補先の検討段階、競合関係、守秘体制、資金力、譲受目的を確認しながら、資料の範囲を段階的に広げます。特に同業の買い手候補には、顧客名、見積金額、設計ノウハウ、協力先、未発表案件の扱いに注意が必要です。譲渡企業は、開示資料に番号を付け、閲覧権限、複製可否、返却・削除、検討終了時の扱いを確認しましょう。秘密保持は契約書に署名するだけでは十分ではありません。どの情報を、誰に、いつ、どの形式で開示するかを運用として設計して初めて、事業への影響を抑えられます。

条件交渉で外せない論点

譲渡価格と受注残、未収入金、外注費を分けて協議する

設計事務所の条件交渉では、事業価値、受注残、未収入金、前受金、未払外注費、ソフトウェア契約、リース、敷金、借入、役員貸付、未消化有給、退職予定者などを分けて協議します。進行中案件の売上が見込めても、残作業が多く粗利が薄い場合や、顧客承諾が必要な場合は、買い手の評価が変わります。事業譲渡では、引き継ぐ資産・契約・人員を明確にし、株式譲渡では法人に残る債務や過去の契約責任を確認します。譲渡企業は、条件交渉前に、何を譲渡対象に含めるのか、進行案件の収益と責任をどう分担するのか、代表者がどこまで引継ぎに関与するのかを整理しておくべきです。

代表者の引継ぎ期間と設計レビューの役割を明文化する

建築設計事務所では、代表者の設計レビュー、顧客との対話、施工現場での判断が品質を支えていることがあります。買い手は、一定期間の引継ぎや顧客紹介を求めることがあります。譲渡企業は、代表者が何カ月関与できるか、週何日稼働できるか、設計レビュー、顧客面談、協力先紹介、所員教育、作品集の監修、採用支援をどこまで行うかを明確にしましょう。関与が長すぎると代表者の負担が重くなり、短すぎると買い手が不安を感じます。役割、報酬、責任範囲、競業避止、個人名での活動、過去実績の表記を契約で整理することが、成立後のトラブル予防につながります。

所員の雇用条件と説明時期を慎重に扱う

所員の継続は、設計事務所のM&Aで非常に重要です。M&Aの検討段階で情報が広がると、退職不安や顧客への噂につながる可能性があります。譲渡企業は、誰にいつ説明するか、給与、役職、勤務場所、リモート勤務、残業、評価制度、資格手当、社会保険、退職金、業務委託者の扱いを整理しておきましょう。株式譲渡と事業譲渡では、雇用契約の承継方法が異なる場合があります。個別事情により労務手続きは変わるため、社会保険労務士や弁護士など専門家の確認が必要です。買い手は、主要所員が残るか、管理者候補がいるか、代表者が退いた後に誰が設計品質を保つかを見ています。

顧客、協力先、所員への説明

顧客説明は進行案件の安心を最優先にする

設計事務所の顧客は、依頼した空間や建物が予定どおり完成するか、担当者が変わらないか、設計意図が維持されるかを気にします。M&A成立後に突然運営者が変わったと伝えるだけでは、進行案件に不安が生まれます。顧客説明では、担当者、契約、スケジュール、設計方針、図面管理、監理体制、問い合わせ窓口、個人情報や機密情報の扱いを分かりやすく伝える必要があります。外苑前や青山周辺の案件では、ブランドや店舗開業のスケジュールと連動していることも多く、説明の遅れが事業計画に影響する場合があります。譲渡企業と買い手が同じ言葉で説明できるよう、顧客別の説明文、FAQ、面談順序を準備しておくと混乱を抑えられます。

協力先には買い手の方針と支払体制を示す

構造設計、設備設計、照明、サイン、グラフィック、施工会社、模型製作、写真撮影などの協力先は、設計事務所の品質を支える存在です。買い手が譲受後も同じ協力先と仕事を続けたい場合、支払条件、発注ルール、担当者、品質基準、情報共有方法を説明する必要があります。協力先にとっては、買い手の事業方針や信用、発注の継続性が重要です。譲渡企業は、協力先別の取引年数、年間発注額、単価、契約書の有無、過去のトラブル、担当者との関係を整理しましょう。説明が早すぎると情報漏えいにつながり、遅すぎると承継準備が間に合いません。候補先、専門家、アドバイザーで説明の順番を決めることが大切です。

所員には不安を先回りした説明を用意する

所員にとってM&Aは、働く環境、評価、設計方針、顧客対応、将来のキャリアに関わる出来事です。説明では、雇用条件だけでなく、事務所名、作品の扱い、設計レビュー体制、買い手の方針、代表者の関与期間、所員に期待する役割を伝える必要があります。特に外苑前の小規模設計事務所では、所員が顧客と近い距離で仕事をしていることが多く、所員の納得感が顧客の安心にもつながります。譲渡企業は、所員ごとの懸念を想定し、買い手との面談、質疑応答、個別フォローの場を作るとよいでしょう。秘密保持を守りながらも、説明すべき段階では曖昧にせず、具体的な言葉で伝えることが重要です。

PMIと引継ぎで失敗を防ぐ

成立後90日で守るものと変えるものを分ける

M&Aは契約締結がゴールではありません。建築設計事務所では、成立後90日間に、顧客対応、所員体制、進行案件、協力先、データ管理、請求、契約管理を安定させる必要があります。買い手と譲渡企業は、初月に何を維持し、何を変えないかを決めましょう。急に設計方針、担当者、連絡方法、見積形式、レビュー体制を変えると、顧客や所員が不安を感じます。一方で、データバックアップ、契約管理、請求管理、権限管理、会計処理などの裏側は早めに標準化した方がよい場合があります。PMI計画では、変えないもの、すぐ整えるもの、3カ月後に見直すものを分けると、現場の混乱を抑えられます。

設計品質の引継ぎは会議体で支える

設計品質はマニュアルだけで引き継げるものではありません。代表者のレビュー観点、顧客との対話、施工現場での判断、素材選定、コスト調整、プレゼン資料の作り方は、一定期間の共同作業で伝える必要があります。買い手は、譲受後のレビュー会議、案件別引継ぎ会議、所員面談、協力先紹介、顧客面談を計画しましょう。譲渡企業は、代表者がどの会議に参加し、どの案件を重点的に見るかを決めます。外苑前や青山周辺の案件では、デザイン性と事業性の両方が求められるため、単に図面を渡すだけでなく、顧客が何を大切にしているか、どこに妥協できないポイントがあるかを共有することが重要です。

数字の改善より先に顧客と所員の信頼を守る

買い手は譲受後に売上拡大や業務効率化を進めたくなります。しかし、設計事務所では、短期的な営業強化や案件数の増加が所員の負担を高め、設計品質を下げることがあります。PMI初期は、既存顧客、所員、協力先の信頼を守ることを優先し、運営が安定してから新規受注や組織再編を進める方が安全です。譲渡企業は、過去に評価された提案、避けるべき顧客対応、所員が疲弊しやすい工程、協力先との暗黙の約束を引き継ぎます。買い手は、その情報を尊重しながら、自社の管理体制や成長施策を重ねることが求められます。

法務・税務・会計・労務の一般的な注意点

株式譲渡と事業譲渡で手続きが変わる

M&Aの形は、株式譲渡、事業譲渡、会社分割など複数あります。株式譲渡では法人をそのまま引き継ぐため、契約関係が継続しやすい一方、簿外債務や過去の税務・労務リスクも確認対象になります。事業譲渡では、引き継ぐ資産・負債を選びやすい一方、設計監理契約、従業員、外注契約、ソフトウェアライセンス、顧客情報、図面データの移転について個別手続きが必要になる場合があります。どちらが適切かは、法人の状態、進行案件、顧客契約、所員、税務、買い手の意向で変わります。本記事は一般的な整理であり、個別案件では弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士などの確認が必要です。

建築士法、著作権、契約責任を後回しにしない

建築設計事務所では、建築士事務所登録、管理建築士、重要事項説明、設計監理契約、成果物の著作権、竣工写真の利用、共同設計者との関係、顧客情報の取扱いなど、一般的な会社譲渡より細かい論点が出やすくなります。買い手は、譲受後に業務を継続できる登録・資格体制があるか、過去案件の責任やクレームをどう扱うか、図面や写真を営業資料として使えるかを見ます。譲渡企業は、完璧に整っていない部分があっても、現状を隠さず、専門家確認が必要な点を明示することが大切です。断定的に処理できると考えず、案件ごとの契約と権利関係を確認しましょう。

税務と労務は早めに論点を洗い出す

譲渡価格が同じでも、株式譲渡か事業譲渡か、個人株主か法人株主か、役員退職金、借入返済、未収入金、前受金、外注費、固定資産、消費税、所得税、法人税の論点によって、手取りや手続きは変わります。労務面では、雇用契約、業務委託契約、残業、社会保険、有給休暇、退職予定者、ハラスメント対応、就業規則、リモート勤務、資格手当などを確認します。譲渡企業は、税務申告書、勘定科目内訳書、総勘定元帳、契約書、雇用条件通知書、給与台帳を早めに用意しましょう。買い手は、過去の数字と人の状態を見て将来計画を作ります。根拠が曖昧なままでは、条件交渉が保守的になりやすくなります。

相談前チェックリスト

すべてを完璧に整えてから相談する必要はありません。ただし、次の項目を一度確認しておくと、匿名相談、ノンネーム資料作成、買い手候補との面談、条件交渉で手戻りを減らせます。外苑前の建築設計事務所M&Aでは、数字、契約、人、権利、制作環境の5つを並行して整えることが大切です。

  • 直近3期の決算書、税務申告書、月次試算表を用意する
  • 案件別売上、粗利、作業時間、受注経路、再依頼の有無を整理する
  • 進行中案件の契約状況、残作業、入金予定、顧客承諾の必要性を確認する
  • 所員一覧、資格者一覧、担当案件、継続意思、雇用条件を整理する
  • 外注先、協力設計者、施工会社、撮影者、模型製作先との関係を一覧化する
  • CAD/BIM、クラウド、メール、ドメイン、会計、勤怠、プロジェクト管理の権限を確認する
  • 図面、写真、模型、作品集、Web掲載実績の利用許諾と著作権を確認する
  • ノンネーム資料で開示する情報と、NDA後に開示する情報を分ける
  • 代表者の引継ぎ期間、設計レビュー、顧客紹介、競業避止、報酬を検討する
  • 成立後90日間のPMI計画を、顧客と所員の信頼を守る視点で作る

関連ページ

FAQ

外苑前の建築設計事務所M&Aでは、最初に何を準備すべきですか。

まず、決算書、月次資料、案件別売上、進行中案件一覧、設計監理契約、所員・資格者一覧、外注先一覧、CAD/BIMや図面データの管理状況を整理します。初期相談では社名や顧客名を伏せたまま、譲渡理由、希望時期、守りたい条件を確認できます。

事務所名や顧客名を出さずに相談できますか。

できます。初期段階では匿名相談とノンネーム資料で、所在地や業務領域をぼかしながら検討を進めます。候補先との具体的な協議に進む前にNDAを締結し、開示範囲を段階的に決めるのが基本です。

進行中の設計案件は買い手に引き継げますか。

案件ごとの契約内容、顧客承諾、進捗、担当者、責任範囲によって異なります。株式譲渡と事業譲渡でも扱いが変わるため、契約書と顧客への説明方針を早めに確認する必要があります。

建築士資格者や管理建築士の扱いはどう考えればよいですか。

資格者の継続意思、登録体制、管理建築士の配置、業務範囲を確認します。建築士事務所登録や重要事項説明などの扱いは個別事情で変わるため、専門家確認を前提にしてください。

図面や竣工写真、作品集はそのまま使えますか。

使える場合がありますが、顧客契約、撮影者、共同設計者、施工会社、外部デザイナーとの権利関係を確認する必要があります。営業資料として利用する範囲と、顧客対応で利用する範囲を分けて整理しましょう。

譲渡企業側の手数料は本当に0円ですか。

青山M&A総合センターでは、譲渡企業様の当社手数料は成功報酬を含め0円です。ただし、外部専門家費用、登記、税務申告、デューデリジェンス対応、契約書レビュー等が別途発生する場合があります。

M&Aが成立することや希望価格で譲渡できることは保証されますか。

保証されません。候補先の有無、事業内容、財務状況、所員体制、進行案件、契約条件、タイミングによって結果は変わります。大切なのは、検討されやすい資料と現実的な条件を準備することです。

青山M&A総合センターでは、譲渡企業様の当社手数料は成功報酬を含め0円です。匿名相談、秘密保持、ノンネーム資料の整理から相談できます。ただし、外部専門家費用、登記、税務申告、デューデリジェンス対応、契約書レビュー等の費用が別途発生する場合があります。また、M&A成立、譲渡価格、候補先紹介、検索順位を保証するものではありません。

外苑前の建築設計事務所M&Aを匿名で相談する

事務所名や顧客名を出す前の段階でも、守りたい条件、資料の整え方、情報開示の順番、所員・顧客・協力先への説明時期を確認できます。外苑前、青山一丁目、表参道、南青山、港区周辺で建築設計、店舗設計、内装設計、ショールーム設計、リノベーション設計の譲渡や事業承継を検討している譲渡企業様は、秘密保持を前提にご相談ください。

お問い合わせフォームへ進む 譲渡相談ページを見る

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